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会長挨拶

会長就任にあたって

島貫智行

このたび日本労務学会の会長に選出され、その重責に身が引き締まる思いです。微力ではございますが精一杯尽力してまいりますので、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。

本学会は、2020年度に設立50周年を迎えます。これまで労働や雇用、人事労務管理、労使関係の諸問題を、経営学、経済学、社会学、心理学、法学、労働科学、組織行動論などの分野を超えて多面的に研究してきました。 また、この学際性を基盤に多様な視点や考え方を受け入れる組織風土を醸成し、研究者に実務家も加わることにより労務問題をとりまく理論的知見と実務的知見を融合し、新しい知の創造を進めてきました。 こうした日本の人事・労務研究を牽引する学会として諸先生方が築いてきた良き伝統を継承しながら、次の50年の発展に向けた基盤づくりに取り組んでいきたいと考えております。

この節目となる2年間に取り組む課題として、次の三つをあげたいと思います。 第1は、研究活動の一層の活性化です。なかでも機関紙の充実は喫緊の課題です。 機関誌編集委員会を中心に検討を進め、論文投稿・査読の向上やより魅力的な学術雑誌に向けて取り組んでまいります。 また、全国大会において話題性のあるプログラムの策定や参加者の旺盛な研究報告や議論の促進はもとより、地方部会を起点とした特色ある企画にも取り組みたいと考えています。 第2は、学会運営の効率化です。会員の皆様の利便性を高めるサービス改善を図りつつ、より効果的な予算活用、現状に即した規則の整備、組織体制のスリム化などを行ってまいります。 第3は、学会の将来を担う研究者の育成支援です。私自身も本学会で多くの先生方にご教示を受け、研究者として育てていただきました。 大学や所属機関の枠を超えた育成機会や知の伝承、グローバル化に対応した研究支援、労務問題に関心を持ち研究者を志す人材の発掘、産学官連携による研究可能性など、新しい試みを模索したいと思います。

これらの課題はいずれも短期間で成果が出にくい大きな課題ですが、本学会が今後も人事・労務に関心を寄せる研究者と実務家の皆様に選ばれる学会であり続け、さらに人事・労務研究を牽引し社会的に貢献できる学会となれるよう、 50周年の節目となる任期を務める責任を深く自覚し、理事の先生方のお知恵やお力を拝借しながら取り組んでまいります。 会員の皆様方をはじめ、本学会の活動にご賛同いただいております学会外の多くの方々からのご支援を賜りますよう、重ねてよろしくお願い申し上げます。


(2019年10月28日)

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