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会長挨拶

会長就任にあたって

坂爪洋美会長 坂爪洋美


この度、図らずも日本労務学会の会長に選出されました。伝統ある日本労務学会での重責に身が引き締まる思いです。微力ではございますが、任期の2年間精一杯努めて参りますので、お力添えを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

東京オリンピックの開催まで1000日を切り、「2020年に向けて」という言葉をよく耳にするようになりました。 1970年に発足した本学会は、東京オリンピック開催の年に設立50周年を迎えます。 そこで、これからの2年間を50周年に向けた助走期間と位置づけ、その後の50年も続く学会、さらにこれまで以上に人事・労務に関わる議論を牽引する学会となるべく、改めて学会の基盤づくりを進めていきたいと考えております。

本学会の魅力の1つは、経営学、経済学、社会学、心理学、法学、労働科学、組織行動論など多岐にわたるバックボーンを持つ研究者ならびに実務家の皆様が、活発な議論を展開できることです。 これまでもその時々の要請に応じて切り口を変えつつ、「人間労働のあり方の根源を問う」という非常に重要なテーマについて、様々なパースペクティブから議論を重ねてきました。

もう1つの魅力が、時に厳しい指摘をしつつも、共に良い研究・良い組織を作り上げていこうとする懐の深さのある組織文化です。 全国大会や地方部会にご参加された会員の皆様は、その雰囲気を肌で感じられていることと思います。 多くの先輩諸先生方のご尽力により培われてきた多様性、ならびに多様性を活かす組織文化は本学会にとって大きな財産です。学会の基盤づくりは、これらの魅力を維持しつつ、活かしていくことで進めて参ります。

学会誌を通じて自らの研究を発信し、発信された論文を読んで新たな知見や刺激を得ることとはとても有益なことです。 同時にこれらと同じ位私達にとって大事なことは、まだ道半ばにある研究の口頭発表を聞き、そこでの活発なディスカッションを通じて、 発表者も聴衆も切磋琢磨することではないでしょうか。若手研究者だけでなく、中堅・ベテランと呼ばれる会員の方々にとっても、挑む場・刺激を受け、与える場を継続的に作り出していきたいと考えています。

世界中の最新の論文を即座にWEB上で入手し、面識のない海外の研究者とでさえメールでやり取りできるようになり、私達の研究上の交流のあり方は大きく変わり、そして広がりました。 しかしながら、このことが対面での議論の価値を相対的に後退させているのだとすれば、それはとてももったいないことです。 会員の皆様が本学会の魅力を最も感じていただける場、足を運びたくなるような場を作っていきたいと考えておりますので、全国大会はもとより、地方部会にも足をお運びいただければ幸いです。

理事の先生方からお知恵を拝借しながら、会長として微力を尽くしてまいります。会員の皆様方からのご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。 また、本学会の活動にご支援をいただいております学会外の多くの方々にも感謝申し上げると同時に、さらなるご支援をお願いいたします。

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