国際ビジネス研究学会 会長挨拶

会長就任のご挨拶

この度、2018年11月10日(土)に早稲田大学で開催されました理事会におきまして、本学会の会長に再選されました。 すでにほぼ四半世紀にわたる歴史を有する本学会での重責に身が引き締まらざるを得ません。 任期の3年間、本学会の発展に微力を尽くしたいと思いを新たにしております。

当学会は、ホームページでもご案内の通り「国際ビジネスの研究に関心を有する者が広く共同して、国際ビジネスの諸問題を学際的な視点から総合的に研究し、併せて国際社会の発展に寄与することをその目的として」掲げ、1994年7月22日に発足いたしました。 それ以降、国際ビジネスに関する研究者・実務家の相互の協力と啓発の促進、他団体との交流や連携が活発に続けられながら、現在に至っています。

会員には、経営学・経済学・社会学・心理学をはじめとする諸分野の研究者に加え、日頃、国際ビジネスに携わる実務家も加わり、さらには、将来の研究者・専門家を目ざす大学院生も擁し、会員には実に多彩な顔ぶれが揃っています。 会員数は約750名を擁し、多様なバックグラウンドを有する多くの人たちが情熱を傾けて、様々な方法論で持って国際ビジネスに関する諸課題を研究する分野において我が国最大規模の学会となっています。

年間活動として、年に1回、統一論題テーマを掲げて全会員が一堂に会して開催される「全国大会」がありますが、それ以外に「国際交流」があり、各地方・地域で「地方部会」が開催されて活発な議論が展開されています。 学会の重要な機能としてさらに、各種委員会活動に加えて、高度なアカデミックなレベルを維持しながら、査読付きの「学会誌」も年間2回(3月末と9月末)発刊され、会員相互の切磋琢磨、啓発活動を行っているところです。

このような学会でこれからさらに3年間の会長職をお引き受けしたわけです。限られた期間ではありますが、以下のような4点ほどの目標を掲げて責務を果たしていきたいと思っております。

第1に、学会の会員数の一層の持続的増大であります。規模を大きくすることは学会の目的でないことは自明でありますが、全国の大学で 「国際ビジネス」関連の講座を有しながら会員のおられないところがあり、また当該分野に関心を有する実務家の方々や若手の研究者・大学院生も未加入会員として多く存在しています。当学会の本来の目的である活性化を図るためには、これらの方々の参加を得ることが不可欠であります。 こういう意味で、当面の目標として、安定的に800名程度の規模の学会とすることを目標にしたいと思います。

第2に、学会活動の実質的充実のためには、現在以上の部会活動の活性化・強化が不可欠です。 各部会の幹部の方々のリーダーシップのもと、様々な創意工夫を行い、活性化を図り、参加者に高く評価してもらえるような活動をしていければと思っています。

第3に、グローバリゼーションが進む現在において、本学会のプレゼンスを高めるためには学会の国際化の継続的な推進は不可欠と思っています。 このため、ホームページの英語での対応、学会や学会誌での英語対応のさらなる充実、すでに実現しましたが海外のフェローによるサポート体制の構築を進めたいと思っています。 学会誌での英語対応として具体的には、何らかの形での英文ジャーナルの発行を実現させたいと思っています。

第4に、学会として若手会員育成のための具体的な方策をこれまで以上に充実させる必要があると思っています。 会員各位のご厚意・ご尽力を得て、研究奨励、国際交流を通じて若手会員の研究活動をサポートできるような機能を学会としてより充実させたいと思います。

以上のような大きな目標が3年間で達成できるかどうかは不明ですが、少なくとも、その方向性を見据えながら、先輩諸先生方が築き上げてこられた偉大な伝統を引き継いでいくべく、理事の諸先生をはじめとする会員の皆様のご協力を得ながら、微力を尽くしたいと思っております。

会員の皆様方から絶大なるご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。



2019年1月

白木 三秀(早稲田大学)

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